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MEDICAL

診療案内

うつ病

Depression

気分の落ち込みや眠れない、食欲不振、集中力低下などが継続する場合、うつ病の可能性があります。うつ病はさまざまな要因によって引き起こされることがありますが、きっかけがなく発症することもあります。うつ病の割合は人口の約6.5%であり、珍しい疾患ではありません。当院では、患者の症状や可能なきっかけについて詳しく聞き取り、その後、適切な治療方法を提案しています。生活に支障がある場合は、休養と薬物療法が回復のために有効です。

うつ病について詳しく

発達障害・ADHD

Developmental disorder

発達障害は、個々の発達において異常が見られる状態を指します。一般的に、注意力、社会的相互作用、言語能力、学習能力などの分野で問題が生じることがあります。
当クリニックでは、専門の精神科医や心理士が患者様とその家族に対し、包括的な評価と治療を提供しています。また、心理教育プログラムや認知行動療法など、最新の治療アプローチを活用して、患者様の生活の質を向上させるお手伝いをしています。

発達障害・ADHDについて詳しく

不安障害・
パニック

Anxiety & Panic Disorder

不安は精神医学の一番大きなターゲットと言って良いでしょう。長引けばうつ症状も出てきます。学習性無力とでも言うのでしょうか。
不安お診断はいくつかに分かれ、全般性不安障害・パニック障害・急性不安発作・社会不安障害・PTSD・解離性障害・強迫・恐怖症・脳動脈硬化ー老化なども不安が基礎になっていると言って良いでしょう。
不安はそれ自体は誰もが潜在的に備えている自己保全のための重要な心理生理的道具と言って良いでしょう。また不安は他の疾患でも観察されます。
統合失調症・パーソナリティ障害・てんかん・双極性障害・発達障害・ADHD等多様です。治療の場合はこちらが優先されます。

不安障害・パニックの治療

いろいろな下位分類に分けられるので一概には言えませんが、
主に以下のものが治療法として挙げられます。

  1. 発症の状況を分析する。その対応をとる。
  2. 自己のパーソナリティを理解する。
  3. 対応策[コーピング]を工夫する。
  4. ストレスがあればそれを減少させる対策をとる。
  5. カウンセリング[認知行動療法]を受けてみる。刺激暴露も含む

それと並行して薬物療法があります。

  1. ベンゾ系の安定剤ーとても古いですが効果は抜群 副作用もほとんどない
  2. SSRIなどの抗うつ薬
  3. 気分安定薬 リーマス ラモトリギ

アルコール関連障害

Alcoholism

アルコール依存症とはだれでもなりうるものです。また幅広い精神科疾患が背景に横たわっていることも多いです。
わたしは国立アルコールセンター久里浜に長くおり。たくさんのアルコール問題と対処してきました。アルコールの患者さんは精神的身体的健康を損なうばかりでなく社会的経済的家庭的不利にさらされ、人生も短くなり苦痛に満ちたものになりかねません。そうした方たちのお役に立てると自負しています。まずはコンサルティングにいらしてみてください。新しい世界が開けますよ。

双極性障害[躁鬱]

Bipolar disorder

本当の躁鬱を周期的に表す双極性障害はそうは多くはないです。一つのクリニックで2~3人ではないでしょうか。ただうつと軽躁状態を不規則に繰り返す、いわゆる双極性障害2型はかなりいるはずで、うつ病の診断に紛れ込んでいます。そうした状態に抗うつ薬だけで対応することは問題があるでしょう。
双極性障害はパーソナリティや発達特性と深く関係があると言われています。ADHDのある種の発展型という見方さえあります。
大人のADHDと双極性障害は見分けがつかないこともよくあります。

不眠症

Insomnia

夜に眠りに入りにくい、眠りを維持できない、朝早く目が覚めるなどの症状が続き、不眠により日中に眠気や注意力散漫、疲労感、さまざまな体調不良が起こる状態を指します。
現代病であり、かなりたくさんの患者さんがいらっしゃいます。 ストレス情報社会であり一日中液晶画面を見ていることも関係あるでしょう。
不眠症もまたいろいろな疾患の結果生じることが多く、代表的なものにうつ病・統合失調症・軽度認知障害・動脈硬化症など老人疾患が挙げられます。
うつ病の治療で改善することもありますが、SSRI系の抗うつ薬はレム睡眠を短縮することがあるので注意が必要です。

睡眠時無呼吸症候群と精神疾患の関わり

精神科の病気で治療されている方は睡眠時無呼吸症候群を合併している方が多く、適切な治療を受けていない方が多くいます。そういった方が睡眠時無呼吸症候群の治療をすることで精神症状の改善の他にも色々な効果が期待できると言われています。

睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠中に10秒以上の無呼吸状態が1時間に5回以上起こることで熟眠が出来ず、日中に眠気を起こす状態を睡眠時無呼吸症候群といいます。 最近よくいわれることで夜中に無呼吸や低呼吸となり心身の不調を引き起こすと言われています。日中の不安と関係が特に深いかもしれません。私も今より太っていて酒量が多いとき、突然息のできない恐怖の夢を見てうなされておきることがありました。 おそらく睡眠時無呼吸症候群だったと診断しています。呼吸器筋肉が動いていなかったのでしょう。
精神疾患をもっている人は睡眠時無呼吸症候群にかかるリスクが高い
精神疾患を持つ人は、睡眠時無呼吸症候群にかかるリスクが高いことが報告されています。精神疾患と睡眠時無呼吸症候群の関係やその原因について、高血圧や糖尿病などの生活習慣病や、精神疾患治療薬の影響が挙げられます。
精神疾患の治療において睡眠時無呼吸症候群の有無は非常に重要
睡眠状態が悪くなると精神症状は悪化するため、睡眠時無呼吸症候群は精神症状の悪化の原因になります。そのため、睡眠時無呼吸症候群の治療を実施することで精神症状の改善や減薬にもつながることが期待できると考えられています。

不眠症の治療

1環境調整

  • 寝る前にリラックスすること
  • 光を落とす
  • 身体が興奮しない好きなことをする習慣をみにつける(睡眠儀式といいます。)
  • 白湯を熱くない程度にして飲む

2睡眠時無呼吸症候群の検査

一晩貸し出しの機器にて睡眠状態を記録して無呼吸低呼吸指数を検出する。 その結果をもとにCPAPなどの機器を使い呼吸を正常化する。

3薬物療法

  1. ベンゾ系の安定剤[睡眠薬] 不安から来ていることも多いので、睡眠薬でない安定剤で良い睡眠を回復できることが多いです。
  2. オレキシン受容体阻害薬 新しい作用の睡眠薬です。つかいかたによってはこの方が良い場合があります。やはり長く服用することが必要な患者さんも多く根本的な治療薬ということではありません。

思春期の心の不調

Adolescent Disorder

思春期は激動の時期です。
子供から大人になる、男性性や女性性が身体的にも顕在化してくる、無力で保護される状態から殻を破ろうとする。その結果親とぶつかったり不満を抱くことも多い。そのなかでアイデンティティを確立しようとするのはけっこう大変な作業です。殻を破れなくて重症の疾患になることもあります。
家族問題が大きな影響を持ちます。親御さんがついてきてほとんどそちらから情報を仕入れ対応することも多いです。言語化ができないので身体化した表現をとることも多い。 最近では不眠を訴える、また受験前の不安を訴える患者さんが多くなっています。昔ほど家庭内暴力を訴えるよりおとなしくなってきた印象があります。
またもちろん発達障害やADHDを抱えている人も多いです。登校しぶりや学業不振でその表現が出てきます。摂食障害やパーソナリティ障害・双極性障害・てんかんなどあらゆる精神科疾患が隠れていると言っても良いかもしれません。

老年期の心の不調
(認知症など)

Old age malaise & Dementia

日本全体において大変な問題となっています。
老年期になると身体的にも精神的にも病気になりやすくなります。 精神科関連で言えば、初老期うつ病・脳動脈硬化性うつ状態・老人性の性格変化・認知症関連が多くなりますが、隠れた神経系の疾患も多彩で診断は難しいです。
認知症には、軽いものから軽度認知障害、また多いものとしては、アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症・脳動脈硬化性認知症などがあります。
軽度認知障害は初期はうつ症状、レビー小体型認知症はパーキンソン症状やうつ症状から発症することが多いでしょう。
老年期のうつ状態は抗うつ薬に反応しやすく改善する方が多いですが、隠れた認知症や心気障害・アジテーションなどで難治傾向を示すことも多いです。
老年期のうつ病や機能低下を防ぐには1日5人の人と話すのが良いと言われます。通院で医師と話すと元気が出るという方、訪問看護・電話心理サポートなどでその機会を増やしています。
電子機器を使って遠隔で話ができるともっと良いかもしれませんね。