薬物療法

薬物療法

精神科薬物について

認知療法は

脳神経科学 精神薬理の進歩は早いですがブレークスルーする薬物はそうは簡単にはでてきません。 うつ病から双極性障害への診断のシフトとともに 一番推奨される薬物が何十年も前に発見され躁病に使用されてきた リーマスであると言うことがその一端を示していますし。 うつ病に対し速やかに極量まで抗うつ薬を増量すると行ったことも 現在では危険なことのほうが多いと認識されているようにおもわれます。 とはいえ少しずつ良いお薬がでてきていることも事実です。 ただ難点は値段の高さにあります。開発費や開発時間が膨大であり 何年かで後発品がでてきて陳腐化してしまうリスクを考えると 仕方がないことかもしれません。

向精神病薬

ジプレキサ セロクエル エビリファイ ルーラン  など一昔前とは違う名前が主流となっています。 副作用が少ないことにも特徴がありますが気分障害にも適応が広がっています。 うつ病にも適応される場合があります。 いろいろな病態が奥のところでは繋がっていたり 結果としてレセプター場面において障害が似たようなの働きをしていることが推測されます。

抗うつ薬

レメロン ジェイゾロフト ルボックス パキシル トレドミン  これも様変わりしてしまいましたが、昔の薬のほうが効果がある場合もあります。 セロトニン仮説から出てきている物が多いですが、ノルアドレナリンやドーパミンを組み合わせて 効果を重層的にして出す工夫をしている物もあります

精神安定薬

日本人にはおなじみの薬です。 世界中で飲まれていますし副作用もほとんどありません。 不眠症にも使えますし、今までの睡眠薬のほとんどはこのベンゾ系からつくられています。 心身症などにも使えますし、軽い抗うつ作用もあります。 他の科でもけっこう使われているでしょう。

LAI専門外来

統合失調症で治療中の患者さま、ご家族の方へ

持続性注射剤(Long Acting Injection:LAI)治療について

持続性注射剤は、デポ剤やLAIと呼ばれる製剤で、1回の注射でお薬の成分がゆっくりと時間をかけて体内に取り込まれ2~4週間効果が持続します。
海外でも一般的に病院の精神科やクリニックで使用されている製剤です。

これまで使われて来た従来の持続性注射剤は、副作用の問題や強制的投薬のイメージからの偏見などで限定的な使用に留まっていました。 しかし、近年開発された新しい持続性注射剤は、精神症状を安定させるだけでなく、副作用を少なくし、飲み忘れ防止や服薬ストレスからの解放を患者さんにもたらすことができることから、患者さんの社会復帰を後押しするより一歩進んだ治療に役立つ製剤として注目されています。


また、新しい持続性注射剤は、痛みが少なく、肩への投与が可能な薬剤も開発され使用できるようになったので、患者さんの負担を軽減できるようにもなっています。

当院にて実際に持続性注射剤治療をお勧めし、3ヶ月以上続いている患者さんとそのご家族を対象に現在の治療の状況を問診調査したものです。(患者さん14名、ご家族14名)  主な結果としてはグラフのようになりました。
※この結果については患者様、ご家族に掲載許可を頂いております。

Q1 今までの経口薬と比べて今の持効性注射剤の使用効果はいかがですか?
・患者さん14名の回答

71%の患者さんが持効性注射剤治療が良いと回答している

・ご家族13名の回答

全ての家族が持効性注射剤治療が良いと回答している

Q2 今までの経口薬と比べて今の持効性注射剤で良くなったことは何ですか? 複数回答可
・患者さん14名の回答


・ご家族14名の回答(一部抜粋)
効果が平均しているように感じる、本人も親も飲み忘れを気にするストレスがなくなった。』
『経口薬の時は食欲が湧かず吐気がある時もあり食事時はつらそうだったが、注射剤に変更後はうその様にそれらの症状が無くなり「おいしい」と感じられる様になったと思う。 』
『小さい変化だけれど、まとまって眠れる時間が長くなり入眠剤を飲まないと眠れなかったのが飲み忘れて眠ることも時々ある 』
『飲み忘れてないかその都度確認しなくてよいのは注射はかなりよいと思います。本人も言われないのは精神的にも良いと思います。 』


患者様とご家族、ケースワーカーの方へ

・薬剤を整理したい(飲み薬を減らしたい)
・職場や学校等(人前)で服薬を避けたい
・薬の副作用で悩んでいる
・服薬の確認が難しい

上記のようなケースでお悩みの方には持続性注射剤は特に有効な選択肢です。
持続性注射剤をご検討されている方、説明をご希望の方は主治医もしくはスタッフにお気軽にご相談ください。